[05年3月]
3/27(日)
議題は
(1)北九州部会報告
来年度役員募集状況と総会議題その他について
(2)中小飲食業の事例研究に関する途中経過報告
ある、うどん店の収益改善支援を、部会の研究テーマとして継続的に行うことを確認した。
(3)3月度事例テーマ報告
「販売実績のデータベース構築とシステム分析について」
OLAP(online analitical processing:多次元分析)ツールであるDr.Sumを使って販売実績データ
等を様々な切り口から分析し、問題点や課題の抽出を行い、的確な販売戦略等を展開する武器
とするため、その基本的な利用方法、利用例について報告があった。
@OLAPの利用方法
出荷(販売)実績を例にとれば、「地域別」「製品別」「月別」などの軸を設定し、以下の方法で
分析を行う。
・ダイス・・・・・・・地域毎の製品出荷実績、製品毎の地域別出荷実績というように、軸を入れ替
えて比較する。
・スライス・・・・・・「地域別」「製品別」を固定して「月別」の推移を比較する。
・ドリルダウン・・・ある地域における、ある商品の販売を月別ではなく、さらに細かな日別のデー
タを表示する。
AOLAPの位置づけ
データの流れとして
データソース⇒データウェアハウス⇒データマート⇒クライアント
の中でOLAPはデータマートに該当する。
様々なデータソースに対し、コード変換をして標準化したあとデータウェアハウス(倉庫)に蓄え
る。その後、データの多次元分析を行うために、必要なデータを抽出したものがデータマートで
このデータに対してOLAP処理を行う。
B利用例
・販売分析(含予実算差異分析)
・在庫推移分析(工場別・工程別・製品別)
・歩留まり分析(工場別・工程別・製品別)
・不合格品発生状況分析(工場別・工程別・製品別)
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